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花を摘む少女と虫を殺す少女 - にじばぶさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 花を摘む少女と虫を殺す少女
レビュワー にじばぶさん
点数 3点
投稿日時 2012-07-13 21:02:44
変更日時 2021-06-19 00:33:20
レビュー内容
矢崎仁司監督が放った大長編。
その尺、実に236分。
しかも休憩がなかった。
途中でトイレに向かう人たちが多い中、私はなんとか我慢した。

題名にあまりリンクしない内容で、つかみづらかったというのが第一印象。
しかも、ほとんどが字幕なので、読むだけでも相当疲れた。

本作を観た印象として、まっさきに思い浮かんだ作品が、ジャン・ユスターシュの大長編『ママと娼婦』。
エピソードを積み重ねていき、長い尺でもって、登場人物たちのキャラクターや関連性が浮き彫りになるという仕掛け。

しかし、その『ママと娼婦』と比べると、本作は予想以上につまらない。
結局、断片的な映像の数々が、まとまっていない。

映画を観終えた後、喫煙所で監督本人に遭遇したので書きづらいが、この時分の矢崎監督って、まだ何か挑戦中で、自分の作品の型が定まっていなかったんじゃないかと思う。
何故なら、最近の矢崎作品は、面白いものが多く、矢崎カラーみたいものが一つまとまった形で感じられるからだ。

発展途上にあった矢崎監督の、貴重な大長編。
期待には遠く及ばなかったのが残念だ。
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