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タイトル名 |
プロメテウス |
レビュワー |
tottokoさん |
点数 |
4点 |
投稿日時 |
2017-11-18 00:32:27 |
変更日時 |
2017-11-18 00:32:27 |
レビュー内容 |
私は’79作エイリアンのファンである。何度うっとりと見惚れたことか。しかしリドリー・スコットが手がけた前日譚は期待を大幅に下回るものだった。これは一体、と思った。 外枠は”エイリアン”まんま。未知の星へカプセルで眠ったまま赴き、異星生物に出くわしてクルー壊滅。腹部に侵入されるのも、アンドロイドが首だけになっちゃうのも同じ。だけど決定的に違うのはキャラクターが一人も活きてないことだ。リプリーがいない。他クルーにも共感を促すような設定もされていない。 何故乗務員皆落ち着いているんだろう。謎の生命体により死者が出たんだよ?「話が違う」とセロンに詰め寄り、帰星すべきとの論が沸き起こってよいはずでは。隔離寸前の女学者が逃走したときも静かだった。同僚二人を殴って逃げ、医療カプセルに入って一人で処置をする。はて、どうして誰も追ってこないんだろう。船全体に危険が蔓延する瀬戸際ではありませんか。そもそも、こうあるべき展開は一作目で学んだのだ我々は。感染がいかにオソロシイか。 こちらの予想を裏切るクルーの行為は最後まで続く。船長が下した判断がまさか自決だとは思いもよらなかった。それまで悲愴感とか異星の謎と心中すべく腹をくくった描写とか一切無いんだもの。もう唐突でびっくり。 美術は見事だったけど、見てくれを気にしすぎです。人間の生理とか気持ちとかをすごく雑に扱っていて、違和感しか覚えませんでした。 |
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