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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q - ころりさんさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q
レビュワー ころりさんさん
点数 7点
投稿日時 2020-04-27 09:16:47
変更日時 2020-04-27 09:16:47
レビュー内容
決して熱心とはいえないエヴァ鑑賞歴ですが、「序」「破」に続いて外出自粛期間でのYouTube無料公開にて鑑賞。冒頭からいきなり前作で「死んだ?」と思っていたアスカが全開で登場して「え?」となり、その後のミサトやリツコの変貌に「えええ?」となり、巨大戦艦がヤマトっぽく出てきて「えええー?!」となる。ポカーンとなったまま物語はズンズン進み、カヲルとのBL展開に「あ、そこは変わらないのね」と思いつつ、すっかり変わってしまった舞台設定に戸惑いながら、あ、でもエヴァってこうゆうやつだったな、という感覚がだんだん蘇ってくる。そう、この振り回され具合、予想の斜め上展開こそ、それが面白いかどうかは別としても「エヴァ体験」だったのだ。伏線回収などの「整った」シリーズ物語を見たければ、ハリウッドが何百億ドルもかけて作ってくれている現在、破綻の美学をここまで体現したシリーズは逆に貴重。つねに期待を裏切ってこそのエヴァ・・・とたいして熱心ではないからこその勝手な意見ですが、そんなことを思いました。そういう意味で楽しめました。ただ、残念なほうの「期待外れ」は「使徒」の描写。今作ではオリジナリティあふれる「使徒」の描写が少なめだったので、圧倒的な「外部」の存在が消えて完全な内輪ものと化してしまった。まあ、それはテレビシリーズも旧劇場版もそうだったので、お約束だったのかもしれませんが。
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