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タイトル名 |
アメリカン・ハッスル |
レビュワー |
ユーカラさん |
点数 |
5点 |
投稿日時 |
2014-02-27 15:17:52 |
変更日時 |
2014-02-28 02:24:07 |
レビュー内容 |
冒頭の鏡に映った主人公とか、少年の割るガラスとか、クリーニングの衣装の波とか、 思わせぶりでありながら、なんら映画的な面白さにならない。
各俳優の既成イメージを逆手に取りましたといった、 これ見よがしの役づくりもあざといばかり。 選考の傾向と対策を抜かりなく踏まえたような「芝居合戦」とやらには辟易する。
冒頭のさわりから続いて早くも、主人公の来歴やら、二人の出会いやらのフラッシュバックへ。『ラッシュ』などもそう。近頃このパターンの何と多いことか。 ああ、時間の巻き戻しがまた始まったとうんざりする。 何故、この程度を現在進行形で語れないのか。 やるのなら、ウェルズやベッケルのような、必然性と意味のあるフラッシュバックで 一気に引き込んで欲しい。
無駄で無意味な時制弄り。
そんなところも、映画の失速の原因ではないか。
ロバート・デ・ニーロの登場からようやく締まる。 |
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