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タイトル名 |
オール・イズ・ロスト 最後の手紙 |
レビュワー |
Cinecdockeさん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2018-02-14 00:03:46 |
変更日時 |
2018-02-14 00:05:23 |
レビュー内容 |
登場人物はたった一人。台詞も背景説明もほとんどない。ロバート・レッドフォードが老体に鞭を打ち、ひたすら生に執着する姿を追う。難破することによる海水の恐怖がジワジワ迫ってくる演出、その時間との闘い、八方塞がりな絶望感の描き方が上手い。退屈させないように違和感なく幾多の困難を挿入してくるところにリアリズムの極致を見た。海とは無縁の生活をしている自分にとって、自然が如何に畏怖に満ちあふれ、人がどれだけ無力な存在かを再確認できるが、たったそれだけ。このような死の恐怖に直面しなければ、主人公に共感することは難しい。 |
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