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ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅 - なにわ君さんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅
レビュワー なにわ君さん
点数 7点
投稿日時 2016-10-31 16:43:55
変更日時 2016-11-01 12:59:43
レビュー内容
しょーじき、最初は表面的にしか映画を観ない、しかも派手な映画好きな僕には退屈で中々映画に集中できませんでした。ちょっとボケた感じで、あまりしゃべらないおじーちゃんと、あまりパッとしないその息子とかの日常を淡々と描いてて。舞台も、世間では、退屈と称されているネブラスカだし。ところが、40分あたりから、なんだか、主人公のおじーちゃんの家族にのめり込まされていき、最後の方で、おじーちゃんが運転するトラックを息子が隠れて見上げるシーンで涙がジワジワ~。えーおっちゃんである息子が、まるで小さい子がお父さんを尊敬の眼差しで見上げるようにおじーちゃんを見てる、そんな表現にジワジワ~。僕自身、おとーさんはもう亡くなってるんだけど、僕の知らいないおとーさんってのは、沢山あって、おとーさんの古い知り合いに話を聴いたり写真なんかで、へー、おとーさんてそーゆう所があったんだと、たまに感心することがあって、本当のところ、僕はおとーさんの何を知っていたのかなーって思うところがあって、そーゆう事、この映画を観ているとドンドン思い出しました。でも、僕は、この映画の息子のように、おとーさんにちゃんと孝行できてなかったなーって後悔もしたりして。おとーさんって考えてみれば不思議な存在です。いやおかーさんもそう。一番身近なのに、知ってるようで知らない事がいっぱい。そして、その知らない一面を知ったとき、なんとも言えない誇りに思えるような恥ずかしいような不思議な気分になれる。そんな僕ももうおとーさんですけど、息子はどんな感じで僕を観てるのかなー。とにかく、地味ですけど、家族っていーなーって思えるいい映画でした。
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