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タイトル名 テルマ＆ルイーズ レビュワー ちかさん 点数 3点 投稿日時 2004-06-19 17:10:51 変更日時 2004-07-09 19:57:57 レビュー内容 この作品は表面上女に媚びていながら、その実女心を全くリアルに捉えていない。こんな幼稚な衝動で女は自らを解放するのか。女が死を選ぶほどの閉塞感とは、果たしてこんなお気楽なものか。女の絶望を描くなら、せめてトラウマのレイプ犯を憎しみの果てに殺して欲しい。裏切られるならアバンチュールの相手ではなく、最愛の男にして欲しい。金に困ったら、陳腐な強盗ごっこなどさせずに体を売るくらいして、挙げ句の果てに病気うつされ余命わずか・・・そのくらいがむしゃらで惨めで生きにくい様を私たち女が納得できるよう描いて欲しかった。もしこの薄っぺらさが時代の求める産物と言うのなら、その軽薄さを華美に飾りたて、どっかで見たような衝撃のクライマックスを取ってつけるような見苦しい真似をしないほうが好感が持てた。男に依存しながら、全て男のせいにして崖から飛び降りるヒロインは、決してカッコ良くなんかない。稚拙でしかない。女をなめている。なめくさっていながら媚びている。製作側のおじさま方、こんな形で女に媚びて、恥ずかしくないの？ 追記：このような抑圧史観に立った女性解放というのは日本でいえば明治後期～大正初期に叫ばれたフェミニズムです。自分はフェミニストではありませんが、これではフェミニズム自体もなめられていると言わざるを得ません。この作品を好きな方、本当にごめんなさい。 ちか さんの 最近のクチコミ・感想 投稿日付 邦題 点 コメント 平均点 2004-07-27 勝手にしやがれ 8 ○ 6.37点 2004-07-24 タクシードライバー(1976) 9 ○ 7.41点 2004-07-19 失われた週末 5 ○ 6.51点 2004-07-18 気狂いピエロ 7 ○ 6.43点 2004-07-07 いまを生きる 8 ○ 7.19点 2004-07-05 長く熱い夜(1958) 6 ○ 6.00点 2004-07-02 ＧＯ(2001・行定勲監督作品) 7 ○ 6.19点 2004-07-01 候補者ビル・マッケイ 6 ○ 7.33点 2004-06-30 俺たちに明日はない 4 ○ 7.20点 2004-06-23 スケアクロウ 8 ○ 7.20点 テルマ＆ルイーズのレビュー一覧を見る

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