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タイトル名 |
息子(1991) |
レビュワー |
ESPERANZAさん |
点数 |
10点 |
投稿日時 |
2017-07-30 11:04:53 |
変更日時 |
2017-07-30 11:04:53 |
レビュー内容 |
私の大好きな山田洋次監督、好きな映画はたくさんあるが、そのなかでも「遥かなる山の呼び声」とこの「息子」は最高である。親は子供が成長し何歳になっても心配し世話を焼きたがるものだが、本当にありがたいものだとこの映画を見るたびに思う。長男は孤独になった父親を案じ嫁と共に気遣うまじめな男で、人間としては平均以上だろう。しかしそれでも親との同居生活は思うようにはならないのが現実で、前半のストーリーはそれほど感動的でもなかった。だが中盤次男のロマンスが芽生えたあたりから映画は断然面白くなる。和久井映見、なんてかわいいんだ。朝ドラ「ひよっこ」のイメージが強かったので大変驚いてしまった。あれだけかわいければ、次男同様私も聾唖者が何なんだという気持ちになるだろう。次男の真剣な思いはすぐに父親に伝わるが、このアパートでの一件は実に感動的、征子に対して父親が「あんた本当にこの子の嫁になってくれますか」と尋ね、「息子をよろしくお願いします」と言うあたりでは涙が出てしまった。 |
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