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タイトル名 |
ラビナス |
レビュワー |
FSSさん |
点数 |
4点 |
投稿日時 |
2004-10-10 12:45:15 |
変更日時 |
2006-08-23 23:40:02 |
レビュー内容 |
作品として何が見せたいのかイマイチ分からない内容。
「人でなくなる事の苦悩」がテーマなら、人肉を喰わなくてはならない人間の「葛藤」や「極限状況」がまったく描けていないし、人肉を喰うだけで不死っぽくなるという設定もこれまた無意味。
おまけに、あの時代設定にもほとんど必然性が感じられないしで、終始、作品としての方向性がはっきりしない「思い切りのなさ」が見て取れる。
別に「人喰い」でなくても、「吸血鬼」とかでも成立してしまう、この状況や設定を活かし切れていない中途半端なシナリオに疑問。
ラストあたりの展開も唐突。人間性を捨てるくらいなら、お前ら共々死ぬって事だと思うけど、これまた悲壮さや凄絶さに欠ける。とにかく全体的に中途半端。
独特な音楽の使い方は良い。 |
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