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ウォールフラワー - アラジン2014さんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 ウォールフラワー
レビュワー アラジン2014さん
点数 8点
投稿日時 2020-04-06 12:10:51
変更日時 2020-04-07 12:49:54
レビュー内容
ローガン・ラーマン(チャーリー)ってエマ・ワトソン(サム)より年上なんだな(笑)

非常に良かった。この年代特有の心の悩みが上手く表現された素晴らしい映画だったと思います。私の妹が15歳から10年間アメリカに住んでいたのでこのような苦労をしたのかな?と考えると単純に凄いなって思います。(多くは語りませんが現在の妹から想像すると、少なくともチャーリーの立ち位置とは正反対だったハズ)

日本でも陰湿なイジメが存在しますが、アメリカの場合はいかに自己主張できるかが鍵で、恥をかいてでも自分の殻を破って自分の存在価値を自分で示さなくてはなりません。マイノリティかどうかは全く関係なく、あくまでその世界で自分に存在価値があるかどうかを示すことが重要です。そういった意味では高校生の時点で既に世知辛い世間の荒波に揉まれるという経験をさせられるアメリカは非常に手厳しく、裏を返せば現実的な国であるともいえます。
妹の話では高校の卒業パーティが一つの目安になっていて、そこへは正装をしてパートナーを連れて行くのが常識とされているそうです。パートナーが居ても同伴できなかったら一人で会場に行くか、一人で家に居るしかないのが現実です。(もちろん皆にも知れ渡ります)

この映画はそんな手厳しい高校生活が上手く表現されていますが、更に一歩踏み込んでチャーリーの心の病、マイノリティであるエズラ・ミラー(パトリック)のことまで描かれています。これらの点がこの映画の素晴らしいところだと思いますが、しかし残念ながら日本の義務教育を経た若者たちがこの映画を見てもほとんど共感できないと思われます。多方面から観察できる大人、荒波に揉まれるようになってから鑑賞しないと楽しめない映画ともいえます。(そう考えると日本人がいかに精神年齢が低いかがわかりますね)

友達の大切さと共に個の強さも描かれた映画です。映像的に見せすぎない点や音楽の使い方、脚本の落としどころも素晴らしいです。エンタメと文学性のバランスがとれた素晴らしい作品です。
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