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永い言い訳 - Yuki2Invyさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 永い言い訳
レビュワー Yuki2Invyさん
点数 7点
投稿日時 2019-11-27 22:46:46
変更日時 2020-09-14 00:57:01
レビュー内容
大人の前では子供だが、子供の前だと大人に為れる男の話。とは言え、子供を持つと大人に為れるという事自体は結構普遍的なことかも知れない(子供に絶対的に頼られることで、人として成長できるから)。そもそも大人に為るとは、大人としての常識・能力を身に付けることの他に、大人でない子供(本当に「子供」とは限らない)に対し優越感を持って接することが出来るようになることではないかと思う。その意味では、子供(これはホントの自分の子供)をつくり、その子供に対する絶対的な優越感を得ることで自分が大人になったと「錯覚」するのは、それはそれで大きな勘違いであるのかも知れない。池松壮亮の言ってることは中々に深いと思う(やや意識高い系な感じだが)。

だが主人公は、(成り行きでそうなったのだが)大人として子供(他者)と関わることで、人生で真に価値が有るのは「他者を所有する(代わりに自分を他者と共有する)こと」だと悟る。悟るというか、薄々自覚してはいたのだろう。愛してないのに、愛されないと気が済まない自分が、人として極めて未熟であることに。だから本能的に自分から他者に介入したのではないかと思う。

テーマは普遍的で実は単純であるようにも思うが、いわゆる文芸映画であり映画の中身・質感自体は至極文学的。にも関わらず、(私見ではあるが)比較的明解で分かり易い映画に仕上がったのは、原作者がそのまま監督なのも要因だろうが、一重に本木雅弘の良質な演技がキモなのは言うを待たない。あと、見た目ヤバそうなんだけど、その実非常に「いい奴」な竹原ピストルの醸し出す雰囲気も面白い(彼が本木雅弘よりも実は「大人」であることが(そういう雰囲気をここぞの場面で醸せることが)、本作においては非常に重要なのだ)。
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