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ネバダ決死隊 - 鱗歌さんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 ネバダ決死隊
レビュワー 鱗歌さん
点数 8点
投稿日時 2016-10-06 15:01:37
変更日時 2016-10-06 15:01:37
レビュー内容
特殊任務を帯びた南軍の部隊が、北軍の金塊輸送隊を襲う場面から映画は始まります。ダイナマイトを用いた派手なアクションが冒頭から炸裂。爆発とともに馬に乗った兵士たちがバタバタ倒れる一方で、馬が涼しい顔で平然と立ち上がってしまうのはご愛敬。撮影のために馬を傷つける訳にはいきません。
首尾よく作戦は成功と思いきや、北軍兵士から「戦争はすでに南軍の敗北で終結している」との驚きの言葉が。南部のために戦う誇り高き軍人から立場は一転、単なる強盗、単なるゴロツキに。まあ実際に、一行の中にはリー・マーヴィンみたいなどっからどう見てももともとゴロツキ、みたいなヤツも交じってはいるのですが。自警団に追われる身となった彼らは、通りかかった駅馬車の乗客を人質にとり、一軒家に立てこもる。という訳で、立てこもり映画の醍醐味が満喫できる、オモシロ作品です。一軒家を囲む自警団こそ、いかにもゴロツキ、しかし自分達は戦争が終わったことを知らなかったとは言え、兵士を殺害し金塊を奪った身、しかも今もまた、無関係の人たちを人質にとっている。その人質たちとの微妙な関係、片やリー・マーヴィンの不穏な動き。屋外の敵との攻防戦は、クライマックスに至るや、火災に嵐、見どころ盛り沢山です。
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