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タイトル名 |
この世界の片隅に(2016) |
レビュワー |
元祖さん |
点数 |
10点 |
投稿日時 |
2019-12-16 23:48:20 |
変更日時 |
2019-12-16 23:48:20 |
レビュー内容 |
純朴な色使いがリアルな日常をよく表現している。 (原爆投下時でない)空爆の描写も、 悲惨な現実というよりは、淡々と現実を壊していく様子が心へズキンとうったえてくる。
平凡な幸せ、というのがこの令和の時代と比べると違う形なのかもしれないが、 どことなく、懸命に生きる姿がむしろ、現代の私にとって正に幸せを掴もうとしているように見える。
コトリンゴさんの曲は美しく、繊細で脆く響く。
誰が、どこが、一概に悪いと言っているのではなく、 人の感情が生まれて、合わさって、 そうして遠いところに生まれた形の無い悪が、 一瞬の閃光で生まれた場所を破壊する。
感情移入してポロポロと泣くでなく、 行き場のない感情が溢れて、泣いてしまった。 |
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