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この世界の片隅に(2016) - nakashiさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 この世界の片隅に(2016)
レビュワー nakashiさん
点数 8点
投稿日時 2018-03-17 17:32:19
変更日時 2018-03-17 17:32:19
レビュー内容
年末の映画館で鑑賞。
素晴らしい物語、素晴らしいテーマ性を持った映画だと感じた。
演出についてはところどころ思う点があり、8点評価とした。
戦争の影にどんどんと呑みこまれていく日常を描きながらも、物語全体を通してユーモアや笑いの要素は絶えず盛り込まれる。
原爆投下の日が迫るサスペンス(観客はそれを把握していて、劇中の人物はだれも気付かない、という構図が素晴らしい!)と、ほのぼのと笑いやユーモアの交じる描写を何の違和感もなく融合、両立させている脚本・物語は見事だ。

少し注文をつけたくなったのは、淡々とした描写が光る作品だからこそ、空襲~すずさんの片手切断のシーンはやや長ったらしくくどく感じ、原爆投下のシーンはあえて直接的に描かない方が良かったのではないかと感じた。
むしろそれらのシーンはばっさりカットして、腕を失くしたすずさんや、爆風でぼろぼろになった孤児を映すだけでも、衝撃度はあったのではないかと思った。

原作も興味を持って読んでみたが、映画版は原作に負けず劣らずの出来だと感じた。
予算や上映時間の制約の中で、原作の淡々とした世界観を巧みに再構築出来ている。

最後に。
こうした素晴らしい作品の主演を掴み取った”のん”の運や才能はやはり凄いものがあるなと感じた。
彼女と同世代でちやほやされる女優は沢山といるだろう。しかし誰からも記憶される、数年に一本あるかないかの名作に巡り合える女優はごく僅かだ。
事務所とのトラブルや、様々な逆境の中で、彼女は本作を手繰り寄せたわけだから、これはもう”何かを持っている”としか言いようがない。
演技も申し分なかった。のんの将来にも期待したくなる映画だった。
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