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国士無双(1932) - 鱗歌さんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 国士無双(1932)
レビュワー 鱗歌さん
点数 7点
投稿日時 2016-10-24 14:15:59
変更日時 2016-10-24 14:15:59
レビュー内容
もともと84分ほどの作品、とされるうちの、一部しか映像が残っていないもんで、冒頭の「だいたいこれで登場人物出揃ったのかな」という、いよいよこれから、ってタイミングで終わってしまいます。ただ、この現存部だけでも、大いに笑わせてくれます。意外にシュールなギャグが楽しめます。
剣豪・伊勢伊勢守がこの近くにいるとの噂を聞いた二人の浪人が、その辺の田舎者をニセ伊勢伊勢守としてデッチ上げ、従者と名乗ってオイシイ思いをしようと企む。白羽の矢が立てられた通りすがりのボーっとした男、これが千恵蔵。若い! 痩せてる!
で、その千恵蔵が、たまたまある娘さんを助けるのだけど、その父親が当の伊勢伊勢守本人。娘の恩人である千恵蔵が、今度は不届きなニセモノということになり、本物と偽物が対決することに。なぜか千恵蔵、ボーっとしてる割には滅法強くって、本物を打ち負かしてしまう。ショックを受けた本物の方、仙人のもとで修業することになるが、この仙人というのがさらにポンコツで。
ってな所で、終わっちゃう。オハナシだけ聞いたら何とも他愛ないですが、バカバカしい笑いに彩られており、続きが見たくなること請け合い。こんなナンセンスギャグが、こんなに昔にも、あったんですねえ。
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