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ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち - 鱗歌さんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち
レビュワー 鱗歌さん
点数 7点
投稿日時 2017-02-05 21:23:34
変更日時 2017-02-05 21:23:34
レビュー内容
ループがどうのこうのと、ややこしい設定を無理にセリフで押し込もうとするのは、正直、いただけません。ま、そんなに複雑の極みというようなオハナシでもないし、それに、何もかも片っ端からセリフで説明しようってんじゃなくって、それなりに気を持たせながら徐々に背景を明らかにしていこうともしているんですけどね。それでも多分、設定を盛り込み過ぎ、欲張り過ぎなんでしょう。設定が多いほど理屈っぽくなり、皮膚感覚として伝わるスリルも減退してしまいます。
それに、世界が切り替わる感覚をはっきり出すために、暗い場面と明るい場面のコントラストをつけたのかも知れませんが、暗い場面がノッペリベッタリした感じで、もうひとつメリハリが無い。まあ、これに関しては、「敵」の姿なり顔なりを闇に紛れさせながらジワジワと見せていく、という効果もあるんですが。
という風に、ちょっともうひとつかな、と思う面もあるが、楽しい映画には違いありません。中盤アレコレとエピソードをとっ散らかしつつ、クライマックスでもさらにハチャメチャやりながら、それでも気がついたらパズルのピースがちゃんとハマるところにハマっている、その破天荒な収束感。ちょっと『ダーク・シャドウ』を思い起こさせます。あと、過去のバートン作品との関係という事で言えば、『シザーハンズ』みたいに刈り込まれた庭木があったり、人形同士が戦う場面がコマ撮りっぽい動きだったり。
そしてこの物語もまた、これまでの彼の作品に見られたように、世間にうまく溶け込めない不器用な主人公が、世間から隔絶された異形の者たちにいざなわれ、2つの世界の間を彷徨うお話、ですが、そういう鬱屈のようなものは比較的薄くって、「奇妙な」ものを次々に映画に登場させては、我々を驚かせたりワクワクさせたりして楽しませてくれる作品になってます(だからこそ、理屈っぽいのがどうも残念)。時にはちょっとシンミリもさせて、主人公が若き日のお爺さんと電話で話す場面なんか、わたしゃ好きですね。
その他その他、『アルゴ探検隊の大冒険』みたいな骸骨軍団が登場したかと思えば、それこそ妖怪ウォッチのふぶき姫ネタみたいなトホホな温度対決もあったり、何でもアリアリ。↓そうそう、クライマックスでは遊園地で遊んでる監督さんご自身のお姿も。まさにホンの一瞬。
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