みんなのシネマレビュー
動物と子供たちの詩 - pascal649さんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 動物と子供たちの詩
レビュワー pascal649さん
点数 6点
投稿日時 2017-10-15 01:07:28
変更日時 2017-10-15 01:07:28
レビュー内容
キリスト教では、Beast(動物)とは“神の敵”を表し、Children(子供たち)は“神の子”を意味しているらしい。
この作品が出されたのが1971年であることを考えたとき、そこにはベトナム戦争という時代的背景が見えてしまいます。原題のBless the Beasts and Children.とは、神の“敵と子”のために祈れ(Bless)ということだろうが、Beastsとは明らかに「自由主義の敵=共産主義」を暗示しているように思える。
この作品が「スタンドバイミー」のようなロードムービーと異なるのは、子どもたちの「成長や変化」が全く見られないことだ。バファローをから救ったとしても、彼らが抱える様々な傷や影は解決も克服もされることにならない。しかも、それに彼らが気づいていない。最も悲劇なのは、海兵隊あこがれるコットンです。彼は父親への思いだけでの憧れでしかないために、その海兵隊がまるでバッファローを虐殺するように敵を殺しまくっていることを知りません。その矛盾は、彼の死でしか解決できなかったのでしょう。
いずれにしても、子どもたちが主人公でありながら、明るさや希望といった光が少なく、ある種の恥部や汚点を見せられたような虚しさを感じてしまう作品です。
唯一、カーペンターズが歌う主題歌のファンタジックな余韻だけが、救いです。
pascal649 さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2020-05-19ダウントン・アビー77.00点
2017-10-15小さな恋のメロディ97.48点
2017-10-15動物と子供たちの詩66.50点
2016-05-04遺体 明日への十日間87.30点
2015-12-31海難189076.23点
2015-09-05日蓮と蒙古大襲来66.20点
2015-09-05脱走山脈87.44点
2015-01-18バンクーバーの朝日55.18点
2014-12-14空の大怪獣ラドン97.14点
2014-12-07GODZILLA ゴジラ(2014)65.57点
動物と子供たちの詩のレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS