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人狼ゲーム ラヴァーズ - 目隠シストさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 人狼ゲーム ラヴァーズ
レビュワー 目隠シストさん
点数 7点
投稿日時 2017-07-30 09:29:35
変更日時 2017-07-30 09:32:36
レビュー内容
本作初登場の役職は“キューピッド”。プレイヤーの中から任意で2名を“恋人”に指名する役目です。恋人はサブ役職で、片方が死ねば自動的に死亡。最後まで生き残れれば、キューピッドと共に生還とのこと。つまり、村人、人狼とは運命を異にする第3勢力が“恋人+キューピッド”でした。人狼(2人)は互いに協力できるアドバンテージがあるワケですが、恋人陣営も共闘でき、しかも人狼を数で上回る3人組。さらに、恋人のうち1人は人狼から選出されたという幸運つき。この優位は圧倒的です。数の多い序盤さえ乗り切れれば、恋人陣営に負けはありません。事実、主人公(人狼であり恋人)のサバイバルという点においては、シリーズ中最も“安心”して観ていられました。サスペンスとしては弱点とも言えます。その分、終盤の選択でドラマが用意してありましたが、個人的には今一つ腑に落ちないものでした。積極的にネタバレを書くのは憚られるのでボカしますが、“そこまでする行動原理が果たして彼女にはあったのか?”と。“正当防衛であり強制された殺人”と“欲望(私怨)達成のための人殺し”には、人間として簡単には越えられない高い壁があると考えます(おそらく彼女はゲームを通じて本物の人狼に転化したのでしょう)。とはいえ、本作もシリアスなシリーズのテイストは堅持されており、かつ若手俳優の皆さんの熱演もあり、満足度の高い仕上がり。素晴らしいです。
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