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タイトル名 |
祈りの幕が下りる時 |
レビュワー |
53羽の孔雀さん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2023-12-16 19:22:39 |
変更日時 |
2023-12-16 19:22:39 |
レビュー内容 |
原作未読。本シリーズは初。こういうシリアス系、親子愛系の作品は全然視聴したことがない。 面白かったですし、普通に泣けました。
ただ一点納得できなかったのは、最後の殺人のシーン。 これまで自分を犠牲にして守り続けてくれた人が望んでおり、状況的に仕方がないから、全てこれまで通りとするためにその恩人を殺す。
ふざけるな、と思いますけどね。 自分だったら絶対にそんな感覚や発想にはならない。かつて彼がそうしてくれたように、今度は自分が同じように守ろうとする。他のいかなるものを犠牲にしてでも、いかなる手段を取ってでも彼を守る術を探し、最終的に無理だとしてもあらゆる手を尽くそうとする。 手段については今パッと思いつきませんが、少なくともあの場面でいきなりその判断にはならない。 というか仮に発想したとしてもとてもじゃないが実行できない。
親は子を思うもの、というのはよく聞きますが、子だって親のことを思っているんですけどね。 自分が犠牲になることで親の病気を取り去れるなら、親が一日でも長く生きられるなら、喜んで死にますけどね。
そういう感覚の自分にとって、唯一そこだけが納得できないシーンでした。 |
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