みんなのシネマレビュー
ワンダー 君は太陽 - 目隠シストさんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 ワンダー 君は太陽
レビュワー 目隠シストさん
点数 9点
投稿日時 2020-01-01 00:00:00
変更日時 2020-01-01 00:05:25
レビュー内容
いきなりネタバレしております。未見の皆様は閲覧ご注意ください。

林間学校での出来事。オーギーの親友ジャック・ウィルは、いじめっ子に突き飛ばされて石に頭を打ち付けます。一見して明らかな伏線。死亡フラグが立ちました。友の尊厳を守るために戦い、命を落とす悲劇の結末へ。ところが、です。これが全然平気。感動のクライマックスでは、主人公と笑顔でハイタッチを交わすジャック・ウィルの姿がありました。勿論ハッピーエンドに文句などあろうはずがありませんし、彼が死んでいたら憤慨したでしょう。しかし映画の論法的にはスカシなのです(出血確認=内出血なし=命に別状なし。で流せば良いのでしょうが、元来深読みが好きなもので笑)。この部分にメッセージが込められていると考えます。「一般論で決めつけるな」と。常識は凝り固まると偏見に姿を変え、差別を生む要因となります。見た目が変わっているからきっと虐められるだろう。そんな経験則でオーギーをみていた私も、実は偏見の持ち主だったのかもしれません。実際、オーギーは特別な努力をしていません。皆に気に入られるよう芸を習得したり、認めてもらえるよう勉学に励んだりもしていません。彼は在るがまま、ただ一歩、外の世界に踏み出しただけ。それでOK。今のままで十分に魅力的なのですから。少年に必要だったのは、チャレンジする勇気でした。その事実をちゃんと見抜き、息子の背中を押したお母さん。その決断と覚悟に敬意を表します。もっとも、今回のように良き友や理解者に恵まれるとは限りません。でもチャレンジしなければ可能性はゼロです。もし小学校で出会えなければ中学で、さらにその上、社会に出て、気の合う仲間を探せばいいのです。それでもダメなら・・・自分では気づいていない原因を疑いましょう。世の中は広い!味方は必ず出来ますよ。授賞式で語られるオーギーの心情「誰もが人生で一度は称賛されるべき」は、「挑戦することを諦めてはいけない」と同義と考えます。父親である私が、娘たちに望むのも唯一コレ。勉強や運動は程々でいいので(うちはトンビではなくカエルの家系なので高望みはしません)、チャレンジする勇気を持って欲しいということ。無難な方にばかり逃げていると、人生の後半で辛くなるんですよね。本当は意気地なしのお父さんが、偉そうに言えた義理はないのですけれども。ですから本作は、お涙頂戴でもなければ、哀れみや同情で鑑賞する映画ではありません。他人事ではなく自分事。あなたは自分の人生に勇気を持って立ち向かっていますか?という問い掛けの映画です。
目隠シスト さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2024-04-22黄龍の村76.75点
2024-04-16ある閉ざされた雪の山荘で75.00点
2024-04-12大河への道85.75点
2024-04-07隣人X 疑惑の彼女66.00点
2024-03-10アンブレイカブル94.56点
2024-02-28マダム・ウェブ65.62点
2024-02-24ボーはおそれている55.60点
2024-02-1121ジャンプストリート76.00点
2024-02-09嘘八百 なにわ夢の陣64.50点
2024-01-29スカイハンガー33.00点
ワンダー 君は太陽のレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS