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シン・ジョーズ<TVM> - タコ太(ぺいぺい)さんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 シン・ジョーズ<TVM>
レビュワー タコ太(ぺいぺい)さん
点数 3点
投稿日時 2020-11-21 11:04:48
変更日時 2020-11-21 11:04:48
レビュー内容
いきなり劇場映画っぽくない始まり方をするかと思ったら、TVMなんですね。放射能の恐ろしさを語る冒頭のナレーション(内容は大丈夫なのかな?)と画面に流れる記録映像(年代物)、そしてCGなのか造形物なのかよく判らないサメさん登場。2016年という最近の作品らしからぬ60年代か70年代ぐらいの雰囲気。この時点で身構えました。
ストーリーとしては、核兵器を搭載した沈没船の影響で汚染されたサメが突然変異し、放射能を貯め込んだ状態で人間を襲うという、反環境破壊と反核テーマの硬派な作品かなと思えなくもないのですが、真面目なのかジョークなのか判らないシーンの連続。主人公(?)である足を怪我したライフセーバーは、訳の分からない雇い主みたいな同僚(?)に馬鹿にされまくってて、人物的には良さ気だけれど、ちょっと主人公キャラじゃなく、彼女的な同僚の女性ライフセーバー(こっちが主役?)は環境学者の卵(大卒だろ?と言われ肯定しつつも学生というのだから大学院生?)という、作品テーマに沿った立ち位置なんだけれど、殆どビキニで登場するもお色気路線ではなく(腹筋は立派)、豊富な知識で状況分析するというほどでもない。もうひとりのお姉さんライフセーバーはユーチューバーで、それならこちらがお色気路線かと思ってはみたものの、マセたお子ちゃまとのマウストゥマウスシーンと記念写真ポーズがあるだけで、いかにもサメさんに食われそうで食われないかと思うと食われるという謎キャラ。中途半端だな~、何かにつけて中途半端。
サメさんが食いつくと人もボートも燃えちゃったり、汚染された魚を食べると人間が爆発したり、陸に上がって活動すると冷却されなくてサメさん臨界に達して爆発したり、想像力豊かなツッコミ甲斐のあるシーンは盛り沢山。でも、放射能汚染をテーマにしてる作品的には、少しばかり巫山戯過ぎとも思えるし。
と言う訳で、B級おバカ作品として楽しみたいけれど、何だか罪悪感が伴うという微妙な作品です。
ところで、なんで「シン・ジョーズ」なのか考えてみると「シン・ゴジラ」の日本公開日が2016.7.29で、こちらの作品の米国公開日は2016.7.24ということで、あやかりましたね?って、考えずとも解るか。
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投稿日付邦題コメント平均点
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