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暴動/バトル・プリズン - 鱗歌さんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 暴動/バトル・プリズン
レビュワー 鱗歌さん
点数 6点
投稿日時 2019-01-21 20:58:41
変更日時 2019-01-21 20:58:41
レビュー内容
タイトルから予想されるように、ムキムキでガラの悪いひとたちがたくさん出てくる映画なのですが。ただ、舞台となっているこの刑務所、どういうわけか女子刑務所が隣り合って(?)いるので、一本の作品で女囚モノも楽しめるという趣向。いや、すばらしい。
看守たちが皆、完全防護服(ジェイソンXみたいなヤツ?)を着ている、物々しい雰囲気の刑務所。そこに今日も新たに囚人たちが送られてくるのですが、その一人が本作の主人公。元警官で、しかも同僚の警官を殺した罪、ってことなんですが、作中に挿入される回想シーンの断片から、彼の過去と隠された目的が徐々に明らかになっていくという趣向。もちろんムキムキ。ただ、顔がいまいちシマらないというか、オッサンくさいというか。
先輩囚人のひとりに、いかにもウドの大木といった感じのおっさんがいて、これがドルフ・ラングレン。もちろん普段のウスノロぶりは仮の姿で、しかもなぜか主人公を陰に日向にサポートし・・・って、これじゃあ何だか、低ギャラ版『大脱出』みたいですなあ。でもコチラの作品は、ちょっと美人の女囚のおねえさんがいて、ちょっと華があります。
で、まあ、見どころはというと、ひたすら格闘・乱闘で、狭い監獄内で暴れまくるだけに、映像に、迫力はたしかにありますけれども、正直ゴチャゴチャして雑な印象。演出に工夫が無いのを出演者が体を張って補ってる、ってな感じでしょうか。
刑務所の外には、主人公を支える女性記者がいて、正直、物語の上では大して役に立ってないような気もしてくるんですが、この女性記者すらも最後は敵に襲われて、格闘してみせる。まさに格闘こそが本作のサービス、何でもいいからとりあえず格闘で作品を埋め尽くそうというこの姿勢には、呆れつつも少し感心してしまいます。
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