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タイトル名 |
ガス燈(1944) |
レビュワー |
すかあふえいすさん |
点数 |
9点 |
投稿日時 |
2014-12-20 21:41:35 |
変更日時 |
2014-12-20 21:41:35 |
レビュー内容 |
正直イングリッド・バーグマンは余り好きじゃなかった。
恐らく「カサブランカ」などというアホくさい恋愛ドラマを先に見てしまったせいだろう。
ところが「ガス燈」のバーグマンは見直した・・・いや惚れた!
あの心を吸い寄せられるような目の演技。
家族を殺され、愛していた筈の男に騙され、ノイローゼになって追い詰められていく様・・・彼女の目は光を失っていく。
だが真実を知った時の彼女の燃えるような瞳。
「あの野郎よくも・・・今に見てなさい・・・!」復讐心ではなく、冷ややかな眼と口舌でグレゴリーを罵るポーラの凄さ。目!眼だよ眼!!
グレゴリーの不気味な優越感に浸ったあの黒目が、唖然として丸くなっていくあの時の目。 「やられた!」というグレゴリーの眼。 そしてポーラの「ざまあみさらせ」という最高に冷たい視線・・・勃起したわ。
ラストシーンの「おや、まあ」には不覚にも笑ってしまった。あの瞬間に解放される感じが良かった。 ジョージ・キューカーは女を撮らせたら世界一ですね。 |
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