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タイトル名 |
バットマン リターンズ |
レビュワー |
柿木坂 護さん |
点数 |
10点 |
投稿日時 |
2003-10-04 00:19:55 |
変更日時 |
2003-10-04 00:19:55 |
レビュー内容 |
日本のアニメ史を強引にハリウッドのアメコミヒーロー史になぞらえると、無思想愛国スーパーマンは宇宙戦艦ヤマトだろう。そして「個人と社会。そして環境と人間」を問うたのが機動戦士ガンダムと、このバートン版バットマンではないだろうか?バットマンも悪役も、皆ただ社会や民衆からスポイルされて疎外された物同士でしかない。一方は正義の英雄として、もう一方は戦慄の悪魔として向かい合う。その二者を分け隔てる物がなんなのか。バートンはビートルジュース以来徹底してその境界線上の彷徨える愚者を描きつづけている。これからもそうなのだろう。ちなみに先の日米対比で言えば「個人主義の末路」を描いた作品として「エヴァンゲリオン=スパイダーマン」なのだろうなと勝手に思っている。 |
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