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タイトル名 |
ボーダー 二つの世界 |
レビュワー |
シネマブルクさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2020-05-29 22:14:51 |
変更日時 |
2022-03-06 12:34:12 |
レビュー内容 |
奇妙でいて深遠、、不思議なヴェールに包まれた作品でした。
容姿も感覚も「普通」とは異なり、人間社会から爪弾きされている主人公ティーナという女性?が、 自らのルーツを知ることで潜在的に抱えていた違和感を解消し、自らの意志で属する場所を決めていく、 自我の物語なのでしょう。
観賞前から情報をシャットアウトしていたせいもあり、 ティーナの容姿にまず先入観を持ってしまう。冒頭の虫に興味を抱くシーンからして 研ぎ澄まされた感覚以外に、彼女が只者でない印象を与えている。 すでにこの時点でこの映画の術中にハマってるんですよね。
終盤のティーナの決断は、マイノリティの居場所といったこの作品が持つテーマのひとつが 色濃くでており、邦題にある境界線「ボーダー」という意味合いを含めた色々と考えさせられた 作品でした。 |
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