|
タイトル名 |
パルプ・フィクション |
レビュワー |
no oneさん |
点数 |
10点 |
投稿日時 |
2005-02-21 06:23:59 |
変更日時 |
2005-02-21 06:23:59 |
レビュー内容 |
時系列をばらばらにするプロットは普通ミステリーの文脈で使われるものだが、この作品はちょっと違う。無意味なものの積み重ねが、やがて絡み合い、だんだんと大きなうねりのようなパワーを生み出していく。 どこか頭のネジの足りない連中が、だらだらと無駄話をして、ときどき無節操に暴力をふるい、そしてちょっとした偶然に人生を左右される。その滑稽で、暴力的で、いかれた、しかしどうしようもなく人間くさい生き様――粗悪な紙に汚い言葉で記された俗悪な内容が、不思議と人を惹きつける。 この映画には意味がない。だけど確かに価値がある。 |
|
no one さんの 最近のクチコミ・感想
パルプ・フィクションのレビュー一覧を見る
|