みんなのシネマレビュー
マ・レイニーのブラックボトム - Cinecdockeさんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 マ・レイニーのブラックボトム
レビュワー Cinecdockeさん
点数 7点
投稿日時 2021-01-12 19:32:11
変更日時 2021-02-19 23:13:11
レビュー内容
"ブルースの母"と呼ばれたマ・レイニーとバックバンドの、あるレコーディングの一日を描く。表題になっているマ・レイニーは実在する人物だが、出演場面は"彼"ほど多くなく、戯曲を基にした完全なフィクション。その"彼"とは、チャドウィック・ボーズマン演じる野心家のトランぺッターであるレヴィーだ。感情豊かに変幻自在に密室劇を掻き回す。そして身勝手で馴れ馴れしい。彼とは別のベクトルでマ・レイニーも傲慢で横柄な態度を取る。ひたすら押されるだけで大人しい白人のマネージャーとプロデューサーに、何も知らない人から見れば同情したくもなるが、マ・レイニーもレヴィーも差別が横行する世界で生き残るために虚勢を張っているとも言える。ただ成功者であるか否かの違いでしかない。レヴィーはひたすら白人に媚びへつらうしかなく、作曲しても安く買い叩かれる。逃げ場のない鬱屈がひたすら積み重なっていき、そしてちょっとした諍いが悲劇に繋がってしまう。黒人の音楽であるブルースが白人の所有物としてすり替わっていく最高に居心地の悪い結末が後を引く。この世界には神なんていないのかという嘆きは、黒人の地位向上のために戦ってきたチャドウィック・ボーズマンの心象そのものなのか。夭折ながら遺作に相応しい。
Cinecdocke さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2024-04-08ゴーストバスターズ/アフターライフ75.80点
2024-03-30オッペンハイマー66.45点
2024-03-30ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密56.08点
2024-03-08君たちはどう生きるか(2023)55.84点
2024-03-08アメリカン・フィクション66.50点
2024-03-01ボーン・レガシー44.92点
2024-02-23落下の解剖学66.75点
2024-01-29スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム57.36点
2024-01-27生きる48.02点
2024-01-17スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム66.63点
マ・レイニーのブラックボトムのレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS