里見八犬伝(1983) - 鱗歌さんのレビュー - みんなのシネマレビュー

里見八犬伝(1983) - 鱗歌さんのレビュー

レビュー内容
タイトル名	里見八犬伝(1983)
レビュワー	鱗歌さん
点数	7点
投稿日時	2016-06-21 23:03:12
変更日時	2016-06-26 09:44:06
いや懐かしい・・・。八人の剣士がそろうまで、やたらと時間がかかり、もう「五犬伝」くらいで十分だから先に進めようよ～と思ってたら、貯めに貯めた分、クライマックスは怒涛のように展開していきます。「ここはオレに任せて先に行け～」と、仲間がひとりひとり身を犠牲にしていく、ってのはつまり、キン肉マン映画と同じシステムでして、要するに、本作がキン肉マン映画の原点だったんですね。ほんまかいな。そりゃまあ、昨今のＣＧを見慣れた目で見ると、いささか安っぽい特撮にも見えますが、これも特撮の歴史のヒトコマ。これだけふんだんに取り入れらたのも画期的だし、セットもなかなか大がかり。特撮と時代劇との組み合わせというのもユニークだし、さらにクライマックスのスピード感も加わって、この楽しさ。薬師丸と真田サンだけが、これは青春ドラマなのよ、とやや浮いた演技、この異物感がまた、深作演出の妙味とでも言いますか。　・・・それにしても、駒込ピペットとは（笑）。

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