みんなのシネマレビュー
マルチプル・マニアックス - 鱗歌さんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 マルチプル・マニアックス
レビュワー 鱗歌さん
点数 9点
投稿日時 2023-10-15 18:03:26
変更日時 2023-10-15 18:03:26
レビュー内容
こういう映画に高い点をつけたからと言ってホメている訳ではなく、低い点をつけたからといってケナしている訳でもないのだけど、とにかく、「高過ぎる点」か「低過ぎる点」かのどちらか、には、なっちゃいますわな。なにせ「変過ぎる」から、こればかりは、どうしようもない。でしょ?
この作品(もはやこれを「作品」と呼ぶのかどうかもわからんけど)、ザックリ言うと、「聖と俗の対比」ってなことになるのかも知れないけれど、映画の作り手たち(=ドリームランダーズ)の思い入れが明らかに「俗」の方へ極端に偏っているので、対比も何もあったもんじゃない。
キリストの受難劇らしきもの(そう言い切るのは何となく憚られるので念のため「らしきもの」と言っておく)が挿入される一方で、ひたすら下品、モラルの対極を行くようなエピソードが続き、その挙句、おゲレツも突き抜けてしまえばそれは「聖」なのだと言わんばかりのラストへと突き進んでいく。
おゲレツ教の殉教者、聖女ディヴァイン、ってか。
いくらおゲレツとは言え、ピンク・フラミンゴみたいに「実際におゲレツを極めないと気が済まない」みたいなところまでは、さすがにまだ至ってはおりません。しかし、ピンク・フラミンゴ25周年版で監督自身が、家具を舐めまわすシーンに苦笑していましたが、ああいったおゲレツへの発作的な衝動、みたいなものは、このマルチプル・マニアックスでもすでに感じられて、素晴らしく意味不明な世界が繰り広げられています。意味不明でおバカ、だけど、強烈。これを「生き様」と呼ぶとちょっと重くなっちゃうんですが、そう言って言えなくもない。その生き様が、この作品には間違いなく投影されている。ような気がする。
いやはや、自由とは、まさにこのことだ、という短慮も、人生には必要かもしれない。
鱗歌 さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2024-05-06ベイビーわるきゅーれ76.71点
セルラー97.09点
騎兵隊86.00点
風来坊探偵 岬を渡る黒い風76.00点
恋愛準決勝戦87.10点
2024-05-05悪魔の赤ちゃん3 禁断の島74.75点
2024-05-04アルティメット76.22点
2024-05-04ゆすり(1929)95.63点
2024-05-01デッド・ドント・ダイ74.88点
2024-05-01ストレンジャー・ザン・パラダイス87.13点
マルチプル・マニアックスのレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS