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モロッコ、彼女たちの朝 - かっぱ堰さんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 モロッコ、彼女たちの朝
レビュワー かっぱ堰さん
点数 5点
投稿日時 2024-04-06 09:23:29
変更日時 2024-04-06 09:23:29
レビュー内容
モロッコに住む女性(大人2人、子ども1人)の映画である。場所は最大都市カサブランカとのことだが、屋内の場面が多いので市内の名所などは出ない。
物語としてはパン屋の主人のところに妊婦の居候が来て、その後の人生に影響を与え合った話である。境遇が違うので自分のこととして共感はできないが悪くない。一応モロッコ映画ということになっているが西欧寄りの感覚と思われる。
なお国内向け映画紹介では「感動作」と書いてあるが、実際はよくわからない終わり方のため娯楽映画タイプの感動作ではない。また字幕で「女の権利は限られてる」という、まるでこの言葉だけ憶えて帰れと観客に言っているような硬い台詞が出ていたが、これは原語でもこういう言い方だったのか。

主要人物としてパン屋の主人は娘1人、居候は息子1人のシングルマザーで、似た境遇なのかと思ったが実は根本的に違っていたらしい。現地の事情からすると、パン屋は未亡人であって再婚しても構わないが、居候は「未婚の母」だったため子の将来が絶望的とみなされていたようだった。このことから映画のメッセージは「未婚の母の子」が「後ろ指をさされて生きていく」社会を変えなければならないという点に集約された形になっている。
居候が新生児に名前を付けたので、やっと自分の子として受け入れたのかと思ったら、その後になぜか窒息死させようとした?のはどういう心境なのかわからない。それでも新生児本人は死にたくはなく、生命力も強かったらしいのは幸いだった。新生児の名前は、人類の始原の時(中東の各宗教が分化する前)まで遡った上で、新しい人間の歴史を始めてもらいたいという願いだったかと思った。
なお劇中では携帯電話やスマホの類はなくカセットテープが現役だったので、少し昔の時代の話だったと思われる。今はどうなっているかわからない。

そのほかパン屋の主人は娘の教育に熱心だったようで、これは女性も学問を身につけなければという思いの表れかも知れない。娘は愛嬌があってなかなかいいキャラクターで、パン屋と居候の間をつなぐ役になっていた。
またパン屋が舞台のためパンを作って売る場面もある。「ムスンメン」というのが多かったようだが、特に目についたのが「ルジザ」というもので、麺類のようなのをつかんで食べるのでどういう味がするのかと思ったが、これもパンケーキの一種らしい。
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