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バニラ・スカイ - ooo-oooo-oさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 バニラ・スカイ
レビュワー ooo-oooo-oさん
点数 9点
投稿日時 2004-12-01 21:22:41
変更日時 2004-12-07 21:19:38
レビュー内容
ハリウッドのメイクアップ・アーティストは、トムの顔いじるのが好きなのでは。マイノリティー・リポートでもトムをおじさんにしてたし、今回は事故後の整形顔。いじりがいのあるイイ顔ってわけね。で、キャメロンがかわいかった。トムとセックスしながら笑っているところは俺のツボでした。かわいい。ヒロインのペネロペもかわいかった。特にトムとキスした後ペネロペがひとりになり、恥ずかし嬉しそうな、女の子っぽい振る舞いをするところなんか、うわっ、かわいい、と思った。で、話。極論「社会不適応者あるいは全然もてない奴はマスかくか、死ね」ですか…。あまりにも惨めな主張ではないでしょうか。でも、この映画は好きです。落ちぶれ者を中心軸に物語を進めながら物事の本質を解明していく、というこの構成が、この視点が巨視的で、俺には人の愚かさを勉強する良い題材であった。なんというか、ソクラテスや孔子の言葉を弟子が書き留めていったときの勉学法に似ている。この語り手の弟子のような感覚で俺は見ていた。反面教師的な面白さに溢れた快作だと思います。<追加>初見ではトムはリアルな夢に戻ったと思っていましたが、DVDの監督による解説によると、な、なんと現実に戻ったとのこと(「本当を生きたい」という訳がどちらともとれた)。それを知ってから見ると、このラストには感動。人は現実の中で夢や理想を求めて生きる。理想とは人間にとって生きる糧だと思う。しかし、この映画でトムはリアルな夢の世界、つまり理想の世界の中で現実を求める。この勇気に完敗だった。ソフィアとの理想の生活を彼は夢見てたのに、ゲ、現実に戻るだって…。確かに、悪夢があまりにも強烈で夢の世界にはもうこりごりだったのかも知れないし、顔は治ると言われていたね。しかし、トムのラストでの様子を見ているとどうもそういう理由からではなさそうである。現実ではもう金持ちでないことは救護員に聞かされ、精神科医や恋人にしっかりと別れを告げ、トラウマの高所から飛び降りている。彼は、夢という惰性に従って生きるのではなく、過酷な現実を生きようとした。例えるなら、何の不自由もない天国ではなく、不自由な地獄で生きようとしたのである。これほど勇気のいる決断があるだろうか。俺ならリアルな夢の世界を選んでいたと思う。本当、涙、涙、この決断に…。こういうことを高潔というのです(セント・オブ・ウーマンのパチーノより)。
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ソウ27.09点
TAKESHIS’24.10点
2005-12-04男はつらいよ 寅次郎恋歌26.78点
2005-04-10ニック・オブ・タイム25.58点
2005-04-10キル・ビル Vol.216.03点
2005-03-01キル・ビル Vol.1(アメリカ版)15.14点
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