|
タイトル名 |
ゆきゆきて、神軍 |
レビュワー |
veryautumnさん |
点数 |
10点 |
投稿日時 |
2004-01-08 17:34:42 |
変更日時 |
2005-09-02 01:00:57 |
レビュー内容 |
もしカメラが無かったら,奥崎は元上官をあのように足蹴にしただろうか?また,ああまで挑発的な発言を繰り返しただろうか?確かに奥崎は強烈なキャラクターを持った怪人であることは間違いない。だが,この映画の撮影が彼の暴走っぷりをより加速させたことも,また間違いないのではなかろうか(例:ハマコー)。これを「ヤラセ」と呼ぶかはともかく,どんなドキュメンタリーにもそういう作為性・暴力性が内在している。この映画にある「見てはいけないものをみてしまった感じ」というのは,この映画がそういう「ドキュメンタリーの本性」みたいなものを露骨にさらけ出しているからではなかろうか。奥崎は単なる狂言回しだ。アナタや私がこの映画に嫌悪感を抱くなら,それは「ドキュメンタリー」に対する嫌悪感に他ならないと私は思う。 |
|
veryautumn さんの 最近のクチコミ・感想
ゆきゆきて、神軍のレビュー一覧を見る
|