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死霊の盆踊り - シネマブルクさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 死霊の盆踊り
レビュワー シネマブルクさん
点数 0点
投稿日時 2012-05-27 03:09:50
変更日時 2012-05-27 03:21:36
レビュー内容
人を小馬鹿にしたテキトー邦題だと思ったが、原題『ORGY OF THE DEAD』を直訳すると
「死者の底抜け騒ぎ」。ニュアンス的に変わりはないようです。
事実、物語という物語もなくタイトルそのまんまですしね。
これがどういうことかというと、たったこれだけのために90分という上映時間を用意しているんです。ちょっと話は脱線しますが、この映画のネタってなんだと思いますか?
いやね、レビューを投稿する手前、ネタバレ有無のチェック欄がありますよね。どっちにつける迷ったんですがね、そもそもネタがあったのか無かったのかすら甚だ疑問ですよね。
というのも、最初のドライブのシーンはともかく、それ以降は死人たちが次々と踊り狂うというだけで、上映時間の9割近く(約80分)も費やしているんですよね。なんという無駄。
なんとも末恐ろしいことだろう。
映画の冒頭で、眠そうなクリズウェルが「これから話す物語は、気を失うほどに恐ろしい」と語るが、観客の身に降りかかる惨事という意味では、全くおっしゃるとおりでございます。
延々と続く裸踊りばかり見せられる苦行。まさに拷問。でもちょっぴり愉快でもある。
けれども、これを恐怖映画と言わずして何というか。
唯一のネタを挙げるのなら、眠れぬ夜に最適です。死霊が襲ってくるというより睡魔が襲ってきます。さらに言うなら、この映画の存在が「奇蹟」という他ない。
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