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タイトル名 |
ラストエンペラー |
レビュワー |
JUNKさん |
点数 |
9点 |
投稿日時 |
2006-07-30 06:30:56 |
変更日時 |
2006-07-30 06:30:56 |
レビュー内容 |
北京に旅行して紫禁城(故宮)を見る機会に恵まれたのを機会に、昔見たこの映画を見直してみました。 やはり構成の重厚さはもとより、映像や音楽の美しさといい、最高傑作にあげられると思います。ラストシーンの美しさは思い出しただけで涙が滲んでくるほどです。
溥儀の生涯はかわいそう過ぎます。皇帝から戦犯に転落した劇的生涯というより、むしろ彼は最初から最後まで徹底的に不自由でありいわば囚われ人であったわけです。もう利用されるのはたくさんだ・・・という台詞が胸を打ちます。
西洋というフィルターのかかった中国史であり、実際の姿からはかなり変形が加えられているのだと思いますが、それを割り引いても充分に堪能できる完成度の高い作品だと思います。 |
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