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タイトル名 |
にっぽん昆虫記 |
レビュワー |
クルシマさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2007-08-08 01:24:28 |
変更日時 |
2007-08-08 01:24:28 |
レビュー内容 |
冒頭のマイマイカブリがラストで山を登って行くとめの姿だとすれば、随分と身も蓋もない映画だなと見終わった後すぐに思った。志を持って生きようとしながらも、欲望に取り込まれ、最終的には生きていればそれでいいというような境地にまで堕ちて行くこと自体は肯定的に捉えていない。しかし、最後のとめの描写には確かにどこか突き抜けた感があり、力強さを感じてしまう。生きるということに対して得体の知れない感情を喚起させる、不思議な映画だった。 |
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