みんなのシネマレビュー
博奕打ち 総長賭博 - Сакурай Тосиоさんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 博奕打ち 総長賭博
レビュワー Сакурай Тосиоさん
点数 5点
投稿日時 2023-03-19 23:43:14
変更日時 2023-03-19 23:43:14
レビュー内容
残念ながらジャンルと時代の壁を超えて評価される作品ではないと思います。三島由紀夫がギリシア悲劇のようだと評したらしいですが、悲劇として見ると金子信雄というわかりやすい悪役がいるのはダメだと思います。例えば、ギリシア悲劇の代表作オイディプス王がどういうお話かというと主人公オイディプスが父親殺しの犯人を捜していたが、その犯人は自分自身であったと突き詰めてしまい自分の眼を潰すというストーリーです。悲劇として成立するためには外部からの介入により苦境に落とされるのではなく、主人公の内部にこそ罪が潜んでいるというのが重要だと思います。悪役を退治すれば解決してしまうならば、人の業や運命を描いた作品とは言えないでしょう。一応鶴田浩二は任侠道という自分自身の規範によって破滅していくのですが、金子信雄が裏で策謀しなければこのような破綻は起こらなかったわけでそこが悲劇としては弱いのです。単純に今の日本人にとっても任侠道なる価値観が共感しづらいというのもあります。しかし一方で悲劇として十分に成立しなくともそれはそれで十分という気持ちにもなります。鶴田浩二と藤純子はこれ以上にないはまり役でとても美しく撮られています。あくまで二大スターの美しさを堪能する時代がかったメロドラマとして観れば悪い映画ではないです。
Сакурай Тосио さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2023-11-05キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン57.20点
2023-11-04天国にちがいない55.00点
2023-11-03セリ・ノワール55.00点
2023-11-02野獣死すべし(1980/イタリア)55.00点
2023-11-01マラソン マン35.83点
2023-10-31ガザの美容室55.33点
2023-10-30ザ・ハント(2020)46.72点
2023-10-29切腹78.33点
2023-10-28聖地には蜘蛛が巣を張る66.33点
2023-10-27ALWAYS 三丁目の夕日77.15点
博奕打ち 総長賭博のレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS