みんなのシネマレビュー
千年女優 - 高橋幸二さんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 千年女優
レビュワー 高橋幸二さん
点数 6点
投稿日時 2015-05-16 10:29:40
変更日時 2015-05-16 10:29:40
レビュー内容
千年生きるという予言は現実にはありえないが、女優としてなら可能だ。成就することのない虚構世界の恋を、千代子は千年の時空を超えて演じ続ける。
■千代子は宇宙船のシーンで、ヘルメットに映った呪いの老婆の目の下に、黒子があることに気づいた。永遠に続く因果の呪いを彼女にかけたのは、彼女自身だったのだ。 真の恋の相手には永遠に巡り会えず、スクリーンの中の虚構の恋を永遠に続けることを己に課したという筋書きは、ファンにとっても「永遠の恋人」という虚構であり続けることに通じる。ロケット基地が蓮の花の形をしているのは、彼女がスクリーンの中で永遠に輪廻し生き続けることを象徴しているのだろう。
■映画はまさに虚構である。時代や舞台が頻繁に変わるのはそれが虚構であることの証左であり、芝居の中にカメラマン二人が入り込むのは彼らがファンだからだ。源也は千代子の熱烈なファンだからこそ、彼女を追っかけ、ピンチには手を差し伸べる。千代子が演じたシーンは、蜘蛛巣城や無法松の一生など映画のオマージュに満ちている。「映画を愛するとはこういうことだ」と、監督が語りかけているかのようだ。
■「あの人に老いた姿を見られたくない」としてスクリーンから引退した千代子は、まさに映画女優の象徴であり、「ファンに老いた姿を見られたくない」としてスクリーンから引退し鎌倉に隠棲した「永遠の処女」原節子がモデルだという。
高橋幸二 さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2023-10-10アイ・アム・マザー97.00点
2023-04-08パッセンジャーズ65.93点
2022-09-29容疑者Xの献身96.67点
2021-02-04暗黒女子75.13点
2020-05-11白い肌の異常な夜75.98点
2020-05-04ルドルフとイッパイアッテナ97.00点
2020-02-13星を追う子ども44.48点
2019-11-15三度目の殺人76.29点
2019-03-31リップヴァンウィンクルの花嫁97.07点
2018-03-31追憶(2017)86.69点
千年女優のレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS