みんなのシネマレビュー
飢餓海峡 - キムリンさんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 飢餓海峡
レビュワー キムリンさん
点数 7点
投稿日時 2021-02-08 21:36:40
変更日時 2021-02-09 16:21:03
レビュー内容
3時間超の長尺ではあるけど皆さんのおっしゃって
いるように飽きることなく観終えることができました。
最近の映画もドラマも時間枠に縛られている為か細部をじっくり
描いていない為に薄っぺらくなってしまっているのかもしれませ
ん。しかし、今この手の3時間枠の映画だと映画館の興行上の問題
があるのかもしれませんが。

前半の極貧の生まれで薄幸な犬飼と八重を中心とした展開を最後
まで続けて欲しかったと思います。
トロッコ列車での出会いから花やでの二人のやり取りはなんとも
いじらしく切なかったです。犬飼の爪を顔にあててもだえる八重
のシーンなどは秀逸で、長時間枠があったればこそ挿入できたシーン
ではないでしょうか。

一方、後半は健さんの登場で彼にスポットを当てざるを得ないの
は致し方ないのでしょうけど、急にご都合主義的な展開となり
安っぽい刑事ドラマになってしまった感はありました。

原作をあまり変更できない事情はあるのでしょうが、八重が舞鶴を
訪ねたところは、「樽見が八重が自分ゆすって金を要求しにきたと誤解
する色をもっと強く出し、八重を殺してしまった後で肌身離さず持って
いた10年前の新聞と自分の爪を発見し全てを悟って自ら命を絶つ」という
ように変更できませんでしたかね。書生まで殺してしまうというのは
いくらなんでも、前半の純朴なイメージからはかけ離れてしまうような
気がします。

それにしても取調べの合間にいかつい刑事が揃ってお点前が始まるという
シーンは意味不明ながらちょっと気に入りました。

ところでこの話、良く考えてみると「情けは人の為ならず」ということわざ
がアダになってしまったということになります。犬飼は薄幸の娼婦などに
同情することなくさっさと花やを後にすれば、世間からは立身出世した篤志家
として尊敬を集めて生きていけたのでしょうから。
キムリン さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2024-04-09オッペンハイマー66.43点
2024-02-29デンジャラス・ラン65.83点
2024-02-27フューリー(2014)66.00点
2024-02-248月の家族たち75.86点
2024-02-02ゴジラ-1.067.49点
2024-01-09生きる68.02点
2023-12-22ある愛の詩(1970)66.58点
2023-12-03JFK/新証言 知られざる陰謀66.00点
2023-11-11HACHI/約束の犬66.67点
2023-11-05いまを生きる67.19点
飢餓海峡のレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS