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タイトル名 |
ロンゲスト・ヤード(1974) |
レビュワー |
Sgt.Angelさん |
点数 |
9点 |
投稿日時 |
2008-09-24 00:32:15 |
変更日時 |
2008-10-25 21:53:01 |
レビュー内容 |
いや~素晴らしいですこの作品。少々険悪なムードで迎えられても、ちょっとふざけあって笑ってしまえば、何となく仲良くなれる。こんな雰囲気がとても微笑ましくて刑務所だってのにうらやましく思える。憎い看守どもをブチのめそうぜ!とその為だけにフットボールを始め、慣れない練習を重ねていく。この過程だけでもずっと観ていたいくらい楽しい。個性的なキャラ(刑務所だからね)をコミカル、かつ丁寧でじっくりとリアルに描いている。そして何よりも看守チームVS囚人チームの試合。最近だとこういった試合のシーンって一つだけ大きな見せ場を作って終わらせてしまう事がありますが、この試合は特別な演出なしにリアルに長~く撮っています。でもこれがおもしろい。私はアメフトのルールはあまり知りませんが、臨場感がこれ以上ない程出ているんです。本気で試合をしているようにしか見えないんです。ボグダンスキーをノシあげる時の楽しさといったら・・・最高のシーンです。円陣を組んでクルーが「もう一度 同じ手だ」と言うとみんな笑いが止まらない。クルーだって言いながら笑ってる。凄く楽しそうで一緒になって笑ってしまう。ああいうシーン堪らなく好きです。 所長の警告を無視して試合には勝ったけれど、いつか釈放してくれそうな気もする。そうでなくとも、看守も囚人も全く後悔はない。この後はどちらもいい関係で暮らしていけそう。正々堂々と正面からぶつかりあった仲なのだから。だから、看守長はクルーを信じて撃てなかった。敵同士が戦い、認め合って生まれる友情の素晴らしさ。最高です。 刑務所という最悪の場所が羨ましくも思えます。 |
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