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タイトル名 |
L.A.コンフィデンシャル |
レビュワー |
K-Youngさん |
点数 |
9点 |
投稿日時 |
2008-02-28 22:36:29 |
変更日時 |
2008-02-28 22:36:29 |
レビュー内容 |
映画の一ジャンル、ノワールもの。「チャイナタウン」もそうだけど、この時代の、ファッションとか音楽とか車とか、きらびやかな都会とか、悪と暴力と正義と美女のノワール映画はマッチする。人間の欲望、資本主義的な欲望を見せてくれる。ジェームズ・エルロイ原作でしょ、もう、人間の根元の所で藻掻く、悪とか正義とか、そんな二元論なんか蹂躙するような、人間劇は当然と思って見なきゃ。でも、映画だから、その上、人間の善を信じているような、ハリウッド的な部分も絶妙なバランスで加わり、展開している。脚本を練って練って練り上げたんだろうな。全てのシーンに、映画自体の持つ華やかさがあるが、同時に、人間欲望のドロドロした部分を裏に感じさせるという(見る者はエルロイを知っていることが前提なのだが)、二層構造を楽しむ映画とも言えます。エルロイを知らない人は二回ご覧になってくださいね。 |
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