|
タイトル名 |
ニュールンベルグ裁判 |
レビュワー |
Oliasさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2008-03-28 03:46:40 |
変更日時 |
2009-07-10 05:05:04 |
レビュー内容 |
この歴史的事件を映画化するにふさわしく、重厚かつ丁寧な作りです。多くは法廷での弁論や尋問のシーンなのですが、シェルとウィドマークは鬼神のごとき迫力で(しかも大袈裟でない演技で)ぶつかり合い、トレイシーはそれを一言でずしりとコントロールする。バート・ランカスターは黙って座っているだけなのに、目の動きだけですべてを語り尽くしている。この緊張感だけで3時間お腹いっぱいです。長台詞の場面でも、それが必然性をもって迫ってきます。さらに、証人や関係者役の人たちも、ここぞというところで主役級の存在感を見せ、作品の重みを増しています。また、当然のことながら法廷という狭い限定空間でのシーンが多い中で、何とか工夫を凝らしていたカメラワークも、必死の努力が窺えて印象的でした。 |
|
Olias さんの 最近のクチコミ・感想
ニュールンベルグ裁判のレビュー一覧を見る
|