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タイトル名 |
ぼくの伯父さん |
レビュワー |
あにやん🌈さん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2009-04-20 23:43:21 |
変更日時 |
2009-04-20 23:43:21 |
レビュー内容 |
デザインばっかりで使いづらかったり、人間性を無視したりして、エスプリを大切にしない文化をシニカルに笑う映画。近代化によってフランスから失われてゆくものに対する愛とそれを惜しむ気持ちが、伯父さんの周囲とお父さんの周囲との対比によって描かれてゆきます。だけどその批判精神は判っちゃいるんですが、どうしたってこの映画を支配してるモダンアートのオシャレさ加減はたまりません。シュミの悪さの象徴として描かれてるハズの、あのグリーンとパープルとピンクのクルマのなんとオシャレなコトか!(笑) 50年という時の経過が、モダンアートにどっぷり漬かった生活をワクワクする世界に見せてしまっているのは、ちょっと皮肉な気もしますね。もちろん、一方で、大人に同調できず子供が大好きな伯父さんの、独自のパルスの中で生きてる状態はとても魅力的で(バリバリな共感もあり・・・)、最後は淋しい気分にさせられますが。フランスの個性が色濃く出た楽しい映画でした。 |
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