みんなのシネマレビュー
二百三高地 - rhforeverさんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 二百三高地
レビュワー rhforeverさん
点数 8点
投稿日時 2009-11-08 20:54:43
変更日時 2015-08-02 05:40:33
レビュー内容
 日本の戦争映画の中で、最高だと思います。
まず、マクロ的な視点で当時の日本の立場、なぜ戦争をしなければならなかったか、そして全体の戦略の中で旅順がどういう意味を持っていたかを描き、なおかつ大本営、満州軍、第三軍のそれぞれの立場を書き、誤りは誤りとしっかり描いているのが秀逸です。(自分は今まで乃木さんを一方的に批判する史観に立っていたので、今回じっくり見て大本営にも落ち度があるのがよくわかりました。)
 そしてミクロな視点は、洋画の戦争映画にありがちな盛りだくさんのエピソードを描くのではなく、一つの小隊に視点を絞って、その小隊長と四人の新兵達をじっくり描きこむことによって、命の尊さ、それを簡単に奪っていく戦争の惨さ、そして周りの人にまであたえる苦しみが、ものすごくはっきり表現されてました。
 人殺しは嫌だから戦争は嫌とか、世界の人と仲良くすればいいなんてことを言うのは、簡単ですけど、恐らく人類の歴史が続く限り、戦争というものはなくならないと思います。だったら、戦争というものにどう向き合うべきか、あるいは悲惨さを少しでも軽減する手段はないのか?
 そういったことをじっくり考えさせてくれる映画です。
今は亡き夏目雅子さんの美貌に+1 最後に「美しいロシア」と書きかけて、どうしても書けないシーンは泣けました。
DVDを購入したのを機会に再見。ものすごく真面目で誠実な人が無能さのゆえに批難にさらされ、後悔に苦しむ姿は悲しいなあ。
それでも国家の運命を握り、なおかつ時には大勢の兵士の命を虫けらのようにすりつぶさなければならない軍人にはこれくらいの厳しさを求めるべきだと思う。
立場は全然違うけど山本五十六に児玉源太郎のような厳しさがあったらと考えずにはいられない
rhforever さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2024-05-04キネマの神様75.86点
2023-11-04ガールズ&パンツァー 最終章 第4話66.33点
2023-11-04キリエのうた86.00点
2023-06-24水は海に向かって流れる76.66点
2023-04-15男はつらいよ フーテンの寅55.75点
2023-01-31THE LEGEND & BUTTERFLY レジェンド&バタフライ75.50点
2022-12-06秘密(1999)66.33点
2022-11-06釣りバカ日誌445.50点
2022-08-20男はつらいよ 寅次郎の青春55.79点
2022-08-11ひまわり(1970)57.66点
二百三高地のレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS