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タイトル名 |
ゴスフォード・パーク |
レビュワー |
海之松さん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2009-09-24 20:30:21 |
変更日時 |
2009-09-24 20:30:21 |
レビュー内容 |
作品中に語られていた科白で、 「たとえ愛されなくても、愛することが大切である。 愛とは与えるものだから…」という言葉に感銘を受けました。 普段なら陳腐に聞こえるし、詭弁にすぎないと思うのですが、 様々な場面で(ピアノ弾き語りのシーン、ディナーでの愛ゆえの失言、 犯人の告白 等)、あまり仰々しくなく、時にはシニカルに、 このモチーフは繰り返され、深みを増していったように思います。 同様に階上・階下を問わず、人の嫌な部分も多く映しだされていました。 人間とは清濁あわせ持って生きていくもの。 それを描ききるための群像劇だったようにも思います。
ミステリーの部分は、クリスティへのオマージュかな… 彼女の小説を読む時、映像の彩りを添えるため。
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