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CURE キュア - オルタナ野郎さんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 CURE キュア
レビュワー オルタナ野郎さん
点数 8点
投稿日時 2013-09-30 12:52:41
変更日時 2013-10-02 03:15:11
レビュー内容
「本部長の藤原、あんたは誰だ?」国籍・人種・信仰・職業・家族・名前・住所・電話番号…等々、個人を規定するありとあらゆる肩書きを取り払った上で自分が何者であるかを弁明できるだろうか?大なり小なり社会や組織にアイデンティティを埋没させながら生きている現代人にとっては答えを出すのになかなか骨の折れる質問である。間宮(萩原聖人)はのらりくらりとその人を食った様な問答を通して、相手の固定観念や存在意義を揺さぶりながら催眠による“CURE”を施していく。どんなに温厚な人物でも日常の中でうっすらとしたストレスを抱えながら生きている訳で、それを暗示によって一点に濃縮・増幅させれば殺人だって犯し得るかもしれない。そうしてわだかまっていた憎悪や悪意を表出させて精神的安定を目指す事こそが“CURE”の目的であり、葛藤しながら間宮と対峙し続けた高部(役所広司)もその本質に触れて最終的にはその役目を引き継ぐ事になる。何とも突飛な皮肉に満ちた話ではあるが、これを一概に荒唐無稽と断ずる事もできまい。現に周囲を見回せば至る所で主義主張の名の下に憎悪や悪意が垂れ流されている。敵対する国家・敵対するイデオロギー・敵対する男女 、あらゆる差別やそれに対するカウンターとても例外ではない。理想のため?平和のため?愛国のため?純粋にそれだけの動機だと本心から言い切れるか?今日も我々は押し寄せる情勢不安をひたすら誰かのせいにしながら互いに憎しみをぶつけ合うのである。ほんの僅かな“CURE”を得るその一瞬のために。
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投稿日付邦題コメント平均点
2015-01-12ピアニスト76.07点
県警対組織暴力77.57点
イエロー・ハンカチーフ45.09点
インドへの道76.35点
2014-10-12ボーイズ・オン・ザ・ラン77.05点
2014-10-12アリス・イン・ワンダーランド65.21点
2014-09-074デイズ77.06点
2014-09-07アナザー・カントリー56.09点
2014-09-07ハンター(2011)65.72点
2014-09-07ニュースの天才75.52点
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