|
タイトル名 |
さよなら子供たち |
レビュワー |
ミスター・グレイさん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2006-03-16 17:50:22 |
変更日時 |
2006-12-25 18:46:06 |
レビュー内容 |
孤独なボネの秘密がバレはしないかという物凄く不安な気持ちが痛々しいまでに伝わってきて切ない。子供社会も現実的にしっかり描かれジュリアンとの友情がボネの唯一の心の拠り所であることが強調される。好奇心や純粋さを持ち合わせる子供が故にボネに近づけたジュリアンと、先入観や警戒心が強くなったが故に体勢に流されるままボネに迫る大人たちのコントラストがそのまま子供と大人の世界の対比となっていると思う。勉強をするだけではなく子供らしく遊ぶ姿には束の間でも通常の暮らしを思い起こさせ、真面目なボネや心優しい神父さんが理不尽な理由で迫害されてしまった歴史に一層悲しみが深まる。「さよなら、子供たち」のセリフが心に重くのしかかります。それにしてもジュリアンを演じた子役は不思議な魅力がありますね。 |
|
ミスター・グレイ さんの 最近のクチコミ・感想
さよなら子供たちのレビュー一覧を見る
|