みんなのシネマレビュー
アイズ ワイド シャット - rakitarouさんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 アイズ ワイド シャット
レビュワー rakitarouさん
点数 8点
投稿日時 2018-12-21 18:11:07
変更日時 2018-12-21 18:11:07
レビュー内容
 プチ倦怠期の夫婦の浮気願望をベースに使いながら、一般人の住む「表社会」と超エリートのみからなる「秘密の裏社会」があることを暴露したキューブリック監督の遺作。明るい虹・クリスチアニティ(ツリーに象徴)で表現される「表社会」と暗くサタニズムに基づく「裏社会」の対比がストーリー内に豊富にちりばめられた暗喩で描かれます。「目を硬く閉じて(見なかったことにしろ)」という題名は秀逸。医師のビル・ハーフォードは患者で超富豪のジーグラーのパーティーに妻と招待され、そこでコンパニオンの若い女性達(奴隷階級)から「虹の向こう(裏社会)に行きましょう」と誘われる所から彼の非現実的な旅が始まります。旧友のナイチンゲールから秘密の儀式へ入る合い言葉を知り、裏社会の儀式に迷い込むのですが、そこは、仮面はつけているものの裸身の「奴隷階級」とマントを着た「支配階級」が別れて面妖な儀式や乱交が行われている壮絶な場所。結局ビルは身分がバレて放逐されますが、一般人を入れてしまった者の過ちは死であがなわれます。妻のアリスはパーティーでハンガリーの実業家に二階(虹の向こう)に誘われるのですが、「奴隷」としてか「支配階級」としてかが問題となります。これは後半に妻が話す夢「裸で乱交している周りを沢山の人が見ている」で奴隷階級の方であったことが明らかに。最後の娘のヘレナにクリスマスプレゼントを買いに行くデパートのシーンも小道具の暗喩が満載。遠景にジーグラーのパーティーに出席していた人達(支配階級)が見える所で、ビルが旅の途中で知らずに会っていた奴隷階級の娘達が部屋に飾ってあったぬいぐるみをヘレナは「欲しい」と言って駆け出してしまいます。子供から目を離してはいけない社会で大丈夫か、と思わせる中、妻アリスが「結局なんだかんだ言っても私たち(奴隷階級)はF○CKでもするしかないわね。」というラスト。秘密裏に制作しながら映画公開したものの、公開直後に急逝(映画と同様死亡は事件性なし)してしまったキューブリック監督にこの点で。
rakitarou さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2020-07-07コッポラの胡蝶の夢76.66点
2019-11-01万引き家族56.37点
2019-11-01七つの会議86.35点
2019-10-21九月の恋と出会うまで76.00点
2018-12-21アイズ ワイド シャット85.87点
2018-10-29ブリキの太鼓76.85点
2018-06-12ある戦争87.28点
2018-04-09未知への飛行88.07点
2018-04-095デイズ55.37点
2018-03-27帰ってきたヒトラー66.96点
アイズ ワイド シャットのレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS