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雪の女王(1957) - すかあふえいすさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 雪の女王(1957)
レビュワー すかあふえいすさん
点数 9点
投稿日時 2016-08-26 06:10:50
変更日時 2016-08-26 06:11:53
レビュー内容
氷も溶かす勢いのファンタジックな冒険活劇。

本の中からよじ登り出てくる老人、二本の傘を携え、老人の回想形式?で物語は始まる。

傘のパラシュート、アンデルセンの像にご挨拶、模様の入った白い傘を開くと港街に画面は移る。

紳士が傘を持つのは雨を避けて幼い男女の邪魔をしないため、窓に橋をかけて植物で彩る、赤い薔薇と白い薔薇、主人公のゲルダとヒロインのカイル。

雨、雪、冬、荒れ狂う海から出現する白き城、そこに君臨する雪の女王。氷のようにお堅そうな面をしてやがる。
噂をすれば何とやらで鏡から感じる視線。奔る亀裂と舞い上がる結晶は嵐となって幼い瞳に襲いかかる。

凍り付く窓・奪われるもの…まったくなんて迷惑な女だ。
天然のスキー場に荒々しく登場する女王、ダイナミック人さらい、すべてを凍てつかす女もいれば、子を命がけでかばう母親もいる。

黒い傘は夜空になって消える。
赤い靴を追う内に思わぬ旅立ちと出会い、薔薇園の老婦人と小さな衛兵、愛する者を求めて裸足で果てしない荒野へと飛び出していく。

海辺の鳥と喋る親切なカラスたち、庭園を照らす花火、甲冑の騎士も飾り、足跡、物々しい足音を立てて見回る警備(何故気づかない)、さっきから衛兵が仕事しねえ・させてもらえない。蝋燭の面白い付け方、幼い王子と姫。

馬車と山賊と血気盛んな娘、山賊は歌い馬車はつっ走る!
とうとう鳩やトナカイまで喋りはじめる、ツンデレ、太もも、トナカイの疾走、涙を流しながら捉えていたロープを切る様・寂しさが切ない。本当に欲しかったもの、氷を割りながら、魚、手紙、蘇る精気と氷上のダンス!

そして迎える春の訪れ。
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投稿日付邦題コメント平均点
2017-06-15トランボ/ハリウッドに最も嫌われた男97.05点
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2017-06-06美女と野獣(2017)97.20点
2017-06-06LOGAN ローガン97.00点
2017-06-06ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス96.87点
2017-05-27見えざる敵87.00点
2017-05-27ドリーの冒険86.25点
2017-05-27これらのいやな帽子84.00点
2017-04-25アルジェの戦い98.00点
2017-04-24怪盗白頭巾 前篇97.00点
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