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シックス・センス - 六本木ソルジャーさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 シックス・センス
レビュワー 六本木ソルジャーさん
点数 9点
投稿日時 2006-10-02 23:00:29
変更日時 2006-10-02 23:00:29
レビュー内容
本作は確かに「オチ」が素晴らしく、それがクローズアップされてもやむを得ないとは思う。しかし、本作の本質は、「オチ」ではなく、現代社会におけるコミュニケーションの不存在を取り上げていると思う。
「マルコムとコール」「マルコムとアンナ」「コールとリン」「コールと霊たち」はいずれもコミュニケーションが取れない関係にある。気持ちを伝えたくても伝わらない関係である。
マルコムはコールとコミュニケーションを取ろうとしても、コールは打ち解けずに、心を開いて話そうとしない。だから、マルコムはコールを誤解する。
リンはコールとコミュニケーションを取ろうとしても、コールは打ち解けずに、心を開いて話そうとしない。だから、リンもコールを誤解する。
霊たちはコールとコミュニケーションを取ろうとしても、コールは打ち解けずに、心を開いて相手の話を聞こうとしない。だから、コールは霊たちを誤解する。
マルコムはアンナとコミュニケーションを取ろうとしても、アンナは話を聞くことができないので、心を開いて話すことができない。だから、マルコムはアンナを誤解する。
コミュニケーションにとって必要なこととは、「相手の話を聞くこと」「相手の話を信じること」「自分の気持ちを心を開いて相手に話すこと」だろう。現代においては、家族であれ、友人であれ、意思の疎通が上手く図られていないと考え、シャマランは、「霊」という、絶対にコミュニケーションを取れないような相手を例にして、コミュニケーションの在り方を映画を通じて問いたのではないか。
そして、コミュニケーションが取れた際、心を通い合わせた際の「美しさ」を描いたのだろう。特に、事故のために渋滞となったクルマ内でリンとコールの心が通じ合った美しさ、息子の苦しみを理解できなかったリンの悔恨の気持ちが、狂おしく、痛いほど伝わってきた。
本作は、単なるホラーやサスペンスというものではなく、人間同士や親子の間における、とても大切なものを描いた作品である。「オチ」が分かったら、「オチ」を気にせず、もう一度観てもらいたい。この映画が伝えたいものが分かるはずだ。
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