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タイトル名 |
ローリング・サンダー(1977) |
レビュワー |
θさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2013-11-18 23:30:59 |
変更日時 |
2013-11-18 23:30:59 |
レビュー内容 |
脚本が同一というだけあり、「タクシードライバー」の要素をさらに先鋭化させたような作品。
■とにかく前半の展開は壮絶。戦争捕虜になってやっと帰国したら妻は友人に寝とられている。挙句、強盗に襲われて拷問にかけられて右手を粉砕され、妻子を殺される。ここまでやるかという展開。これがラストの復讐劇に説得力を与えている。
■「タクシードライバー」の主人公が行き当たりばったりなアジト乗り込みだとすれば、こちらは犯人グループを追い求めた末の銃撃戦なので、真に迫っているのはこっち。しかし、どう見ても一般受けしなそうな撮り方で、カルトとされる理由もよく理解できる。爽快感などまるでない結末は、まさに捕虜収容所の段階ですでに死んでしまった男の心の内を照らしている |
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